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露、国益剥きだしのゴネ戦術 米露首脳会談 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
【モスクワ=内藤泰朗】ブッシュ米大統領とプーチン・ロシア大統領は6日、東西冷戦を再来させないとする宣言に調印し米露協調関係を演出した。しかし、プーチン氏は、米国が推進するミサイル防衛(MD)配備など対立する安全保障問題で最後まで合意しなかった。国益追求を最優先させるロシアは、米欧にさらなる譲歩を求め、“ゴネ戦術”を加速させていくことになろう。
米露両首脳は会談後の記者会見で、ブッシュ氏が「冷戦は終わったのだ」と述べたことを指摘、米露が戦略的な問題で協力する必要があるとの見解で一致したことを強調した。
しかし、米MDの東欧配備や軍縮など具体的な問題については、双方の主張は依然、平行線をたどり、プーチン氏は「米国とは不一致がある」と認めた。
首脳会談に先立つ4日、プーチン氏はルーマニア・ブカレストでの北大西洋条約機構(NATO)とロシアの会合で演説。欧米のMDシステムにロシアを加えるという米側提案に一定の評価をしながらも、米MDの東欧配備には反対し、ロシアは「新型の核兵器開発を強化する」と述べ、MD配備への対抗措置をとると警告してみせた。
NATOの東方拡大、とりわけ旧ソ連圏のウクライナとグルジア両国のNATO加盟にも、「ロシアの脅威となる」と強く反発した。
プーチン大統領は今回のブッシュ大統領との会談でそこまでの強硬発言はしなかったが、米露両国の安保問題など戦略分野での「信頼関係構築推進」という両者の言葉とは裏腹に、両者間の冷たさが浮き彫りになった。