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【外信コラム】アイ・ラブ・ニューヨーク ラーメンの食べ方
このニュースのトピックス:米国
「日本人が熱く語る食べ物はすしではなく、ラーメンだから」。4年ほど前、ラーメン特集を手がけたニューヨーク・タイムズ紙の記者はラーメンに注目した理由をこう話していた。いわれてみればその通り。同胞の間で盛り上がるのはすしでなく、「どこのラーメンが本物か」についてだ。
それゆえこの数年、ニューヨークのイーストビレッジにラーメン店が続々開店していることは大歓迎だ。
「すしみたいにヘルシーじゃないからニューヨーカーに受けないのでは」との危惧(きぐ)も何のその、先日開店したばかりの日本の有名ラーメン・チェーン店のプレス向けイベントには多くの米国人記者が詰め掛け、日本が誇る“国民食”を堪能していた。
そこで気になったのが食べ方だ。麺だけを取り、はしにスパゲティのように巻きつけて食べる人もかなりいた。音を出して麺をすすりあげるのは、彼らの常識ではマナー違反になるということもあるだろう。ゆっくり会話しながら食べるから時間もかかる。もっとも店の方も心得たもので、伸びにくい配合にした特別麺を店の地下でわざわざ作り、提供しているそうだ。
日ごろのマナーもここでは例外。麺を豪快にすすりあげる食べ方が当たり前になったとき、ラーメンも本当に“市民権”を得るのかもしれない。(長戸雅子)