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聖火に「警鐘と抗議」、サンフランシスコ市議会が決議採択

2008.4.3 10:35
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 【ロサンゼルス=松尾理也】北米で唯一、北京五輪の聖火リレーが立ち寄るサンフランシスコの市議会が1日、中国の人権問題を理由に、聖火を「警戒と抗議をもって」迎えるとする内容の決議を採択した。通常は友好ムードの演出に心を砕くはずの受け入れ自治体側から、異例の強い調子での非難が飛び出したことは、中国を批判する米世論の高まりを反映しているといえそうだ。

 決議案は同市のクリス・デーリー議員が提出したもので、最近のチベット騒乱をめぐる中国当局の取り締まりに関する国際的な調査を求めるとともに、市当局に「聖火を警鐘と抗議をもって迎える」よう要請、8対3で採択された。

 サンフランシスコ・クロニクル紙によると、デーリー議員は「サンフランシスコでの聖火リレーの際に、もし何の抗議もなかったとしたら、それは中国や世界各地で起きている人権侵害に加担したことになる」と主張した。

 また市当局は同日、9日に行われる聖火リレーのルートを発表。金門橋やチャイナタウンといった市内の名所を通るはずだった当初の計画は大幅に縮小され、警備の容易な幹線道路を往復するだけになった。

 サンフランシスコは人権意識の高さでも知られ、地元選出のペロシ米下院議長も以前から中国の人権抑圧を理由に、激しい対中批判で知られる。こうした状況から、当初抗議デモを一定の区域に封じ込めるなどの警備計画を予定していた市当局は、逆に次々と譲歩を強いられている。

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