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土井さん、きぼう設置「やっとここまで来た」

2008.3.24 18:53
このニュースのトピックス米国

 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=渡辺浩生】国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する土井隆雄さん(53)は飛行14日目の日本時間24日、地上との共同会見で、日本実験棟「きぼう」の船内保管室を設置した今回の任務を「やっとここまで来たという感激に今も浸っている」と語った。ISSのペギー・ウィットソン指揮官も、日本のISS正式加盟を「世界にとって大きな足跡となった」と祝福した。

 会見はISS欧州実験棟「コロンバス」で米スペースシャトル「エンデバー」のクルーとISS滞在飛行士の10人が参加した。

 自身の宇宙飛行士の歩みと日本の「きぼう」開発の約20年を「できるのかと疑問に思ったこともあった夢がようやく実現できた」と振り返る土井さん。「今は毎日『きぼう』の中で気持ちよく仕事をしている」と笑顔で報告した。

 10年ぶり2度目の宇宙は「無重力に慣れる時間が2倍早くなった」。初めて滞在したISSの印象は、先日亡くなったSF作家アーサ・クラーク氏の『2001年宇宙の旅』に触れて、「(小説で登場する)宇宙船ディスカバリー号と「同じくらい大きいと思った。仕事にも遊びにも飽きないところ」と満喫の様子。

 休憩時間は「地球の写真を撮った。オーロラが美しかった」とも。持ち込んだ日本食は「特にご飯が人気だった」。日本女子大や衣料メーカーが共同開発した宇宙普段着も「着心地が良かった」と感想を述べた。

 船内保管室の設定、物資移送の責任者なども務めた。作業が順調に進んだ理由を「クルーが一丸になってひとつの目標に向かって頑張れたから」と話す。その横ではエンデバーのドミニク・ゴーリ船長が「船内保管室をロボットアームで持ち上げる瞬間はとても注意を払っていた。隆雄の専門的技能は素晴らしかった」と絶賛した。

 5月には後輩飛行士、星出彰彦さん(39)が「ディスカバリー」号に乗って「きぼう」船内実験室を設置する。「ISSはとても楽しいところです」と星出さんに声を掛けた。最年長の日本人飛行士として地上の同世代たちにも「ひとつの目標に集中して頑張ることができれば、夢は実現できる」と激励した。

 エンデバーは飛行15日目にISSと分離。日本時間27日朝にフロリダ州のケネディ宇宙センターに帰還する予定だ。

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