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【外信コラム】西海岸から 裁判所の名前
このニュースのトピックス:ロス疑惑
「ロス疑惑」事件の三浦和義容疑者の逮捕以降、米国の刑事司法手続きについて調べることが多いのだが、これがなかなか一筋縄ではいかない、やっかいな作業である。
たとえば、裁判所の名前ひとつとってもややこしい。
三浦容疑者が起訴されれば、第1審は「ロサンゼルス郡上級裁判所(スーペリア・コート)」で開かれる。第1審なのに「上級」と付くのは、はたしてなぜか?
実は、以前は「地区裁判所」なるものがあり、いわば日本の簡易裁判所のような役割を果たしていた。ところが最近、「地区裁」と「上級裁」の統合が決まり、すべての1審裁判所が「上級裁」となったのだという。
さらに複雑なのは、州によって裁判所の名称が違うことだ。
州によっては、1審の裁判所を「地裁(ディストリクト・コート)」と呼ぶところがある。また、2審の裁判所を「上級裁」と呼ぶ州もある。同じ「スーペリア・コート」でも、州によって「地裁」「高裁」と訳し分けなければならないわけだ。
ちなみに、加州では控訴審は「上訴裁判所(コート・オブ・アピール)」で行われるが、州によってはこれが最高裁だったりする。
ああ、ややこしい。(松尾理也)