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国際宇宙ステーションに両腕ロボットアーム設置 飛行士の負担減へ
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【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=渡辺浩生】宇宙飛行士、土井隆雄さん(53)が滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に、強力な2本腕を持つロボットアームが取り付けられた。カナダ製の特殊目的ロボットアーム「デクスター」。船外活動(宇宙遊泳)を行う飛行士の手に代わる宇宙空間での活躍が期待されている。
デクスターは米スペースシャトル「エンデバー」が日本実験棟「きぼう」の船内保管室と一緒に輸送。日本時間18日の飛行士2人による船外活動で取り付け作業はほぼ完了する。土井さんはISSからビデオカメラで活動の様子を撮影して支援した。欧米メディアの注目度は、「きぼう」に劣らず高い。
人間の上半身のような長さ3・66メートルの本体に、7つの関節を持つ長さ3・51メートルの2本の腕。その先についたグリッパーで「電話帳から電話ボックスまで」(ロイター通信)の大きさの物体をつかむ柔軟性を持つ。
TVカメラを目に、地上やISSからの操縦で「今までヒトの手触りに頼っていた仕事も可能となる」(カナダ宇宙庁・CSA)。飛行士が船外活動で行っている細かな組み立て作業を任せれば、「時間や体力が大きく節約できる」と宇宙航空研究開発機構(JAXA)も期待を寄せる。
1回の船外活動には、気圧の低い環境で過ごすなど前後の準備時間を合わせ、1人当たり約20時間が費やされる。ロボットによる省力化で、飛行士が「きぼう」などの実験棟で科学実験を行う時間も増えることになる。
CSAは2001年にISSに設置された従来型のロボットアームも開発し、「宇宙ロボットに国家の威信をかけてきた」(JAXA関係者)。有人拠点を目指してきた日本とは目標が異なるが、肩に光る赤いメイプルリーフ(カナダ国旗)が存在感を誇示している。