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アラスカ先住民、ホッキョクグマの絶滅危惧種指定に「待った」
このニュースのトピックス:米国
【ワシントン=USA TODAY(オレン・ドレル)】アラスカとカナダの先住民イヌイットがこのほど、米国政府に対しホッキョクグマを絶滅危惧(きぐ)種に指定しないように要望する嘆願書を提出した。
米地質学調査局が昨年、「浅い海氷域が減少することにより、2050年までにホッキョクグマが3分の2減少する」との報告をまとめた。これで、イヌイットたちが捕獲を禁止されると生活に支障を来すと危機感を強めたようだ。
しかし、この報告書に対しては専門家からも「温暖化で氷が溶けても、ホッキョクグマにどれくらい影響があるかは定かでない」との批判がある。
カナダ・ハドソン湾で米人ハンターのガイドをしているジェイミー・カブルツィアクさんは「ホッキョクグマが減っているとは思わない。夏でも結構たくさんいる。狩猟が禁止になればイヌイットの生活に大きな打撃になる」と心配する。
ホッキョクグマは1972年の5000頭から増え、現在は2万5000頭程度いるとみられる。
グリーンランド、カナダ、アラスカ、ロシアの先住民組織であるイヌイット北極周辺評議会のパトリシア・コクラン会長は「米魚類野生動物庁はまず、先住民の意見を聞くべき。さまざまな角度から検討し、結論を出してほしい」と話している。
(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.