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世論調査当てにならず ヒラリー氏踏みとどまる  (1/2ページ)

2008.3.5 21:40
このニュースのトピックス米国
4日、米オハイオ州コロンバスで、同州での勝利を祝福される民主党のクリントン上院議員(ロイター=共同)4日、米オハイオ州コロンバスで、同州での勝利を祝福される民主党のクリントン上院議員(ロイター=共同)

 【オースティン(米テキサス州)=山本秀也】米民主党の大統領候補指名争いの大きなヤマ場となった4日の4州予備選。大票田で敗れれば、選挙戦からの「撤退」も指摘されていたクリントン氏が勝利をおさめ、「復活」を印象付ける粘り腰をみせた。候補指名に必要な獲得代議員数でオバマ氏の優位は揺るがないものの、「変革」「希望」を掲げて理念先行型の選挙戦を続けてきた同氏は、米国景気の先行きに不安が高まるなか、政策論に疑問を突き付けられたかたちだ。

 オハイオ州コロンバスで4日夜、祝勝集会に臨んだクリントン氏は、赤いスーツ姿で壇上に立ち、「私たちは力強く、どこまでも進む」と勝利を宣言した。満場の支持者は、オバマ陣営の標語である「イエス、ウイキャン(私たちはやれる)」に対抗し、「イエス、シーウイル(彼女はやるぞ)」の歓呼で、土俵際で踏みとどまったクリントン氏を激励した。

 事前の世論調査では、オハイオ州=クリントン氏が辛勝▽テキサス州=オバマ氏が安定勝利、とみられていた。オバマ氏は1月、初戦アイオワ州での勝利を受けて圧勝が予想されたニューハンプシャー州でも、クリントン氏が涙を流した翌日にまさかの敗北を喫しており、今回は2度目の大反撃に遭遇したかたちだ。

 CNNテレビの出口調査によると、テキサス州の場合、クリントン氏への投票者の6割、オバマ氏では4割近くが「直前の3日以内で投票候補を決めた」と答えており、終盤の追い込みが事前の支持率に反映されない世論調査の限界を露呈した。

 「午前3時。世界でなにかが起きている」。クリントン陣営はテキサス州でのテレビ広告で、未明のホワイトハウスで電話を取るクリントン氏の映像を流し、同氏の経験と政策実行力を強く印象づけていた。

 広告がどの程度効果があったのかは分からない。しかし、出口調査では「気持ちを奮い立たせてくれる候補者」としてトップのオバマ氏も、「明確な計画を示す候補者」ではクリントン氏に水をあけられている。住宅不良債権の処理が大きな課題となるなかで、金融政策への信頼度でもクリントン氏が圧倒的に高かった。

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4日、米オハイオ州コロンバスで、同州での勝利を祝福される民主党のクリントン上院議員(ロイター=共同)
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