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2300個超の宇宙ごみ 中国の衛星破壊実験で米司令官が指摘

2008.3.5 10:18
このニュースのトピックス核・ミサイル事情

 米戦略軍宇宙統合機能部隊のシェルトン司令官(空軍中将)は4日の上院軍事委員会小委員会の公聴会に提出した書面証言で、中国による昨年1月の人工衛星破壊実験で発生した宇宙ごみが、これまで探知されたものだけで2300個を超えることを明らかにした。

 同実験については、中国が弾道ミサイルで破壊した気象衛星の破片が宇宙空間に飛散、他国の衛星に衝突する危険が指摘されていた。司令官は、探知できない小さな宇宙ごみは「数万個」に上ると指摘、中国の実験を「無責任」と批判している。

 実験に伴う宇宙ごみの数について、民間の専門家は「1−10センチ大のごみ約4万個」などと推測していた。米軍高官が公に確認するのは異例。

 宇宙ごみは数十年間にわたって軌道にとどまると考えられている。司令官は中国の実験で発生した宇宙ごみのうち、軌道を外れて大気圏に再突入したものはこれまで25個だけで、多くが宇宙空間にとどまって他国の衛星の障害になっていると指摘した。

 他方、米軍が今年2月、北太平洋上空で実施した洋上ミサイルによる偵察衛星破壊では「ごみの99%以上が約3カ月以内に大気圏に再突入する」と述べ、問題は少ないと説明した。

 司令官は書面で詳しい理由を説明していないが、米国の衛星破壊は中国の実験より高度が大気圏に近いため、宇宙ごみの大気圏再突入が早いとみられている。(共同)

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