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【外信コラム】アイ・ラブ・ニューヨーク オバマを語りたい
このニュースのトピックス:米国
「オバマの本を読んでいるんだね。やっぱり彼に興味があるの?」。マンションのロビーで米大統領予備選で民主党候補指名を争うオバマ上院議員の著書「合衆国再生 大いなる希望を抱いて」を読んでいたら、住人の中年男性に声をかけられた。自身、オバマ氏について語りたくて仕方がないという顔をしていた。
2月22日付本紙国際面の記事に、オバマ氏支援者として登場してもらったペンシルベニア州在住のリチャード・ソーマさんはいったん話を終えた後、「まだ言いたいことがあった」と後で電話をかけ直してきてくれた。
スーパーチューズデーの2月5日、ニューヨーク市マンハッタン北部の黒人居住区ハーレムを歩いて驚いた。昨春、クリントン前大統領の事務所があるこの街で話を聞いたときのオバマ氏の人気度はヒラリー・クリントン氏とほぼ互角だった。だが、この日、圧倒的に目立ったのはオバマ氏に投票を呼びかけるボランティアたちの姿だった。
クリントン氏の支持者は論理的に支持理由を説明するのに対し、オバマ氏の支持者は目を輝かせながらその理由を語る。オバマ氏には「政策に具体性がない」「自分のことばかり語り過ぎる」との批判もあり、未知数の部分も多いが、かくも多くの人が「語りたい」と思う政治家が出てくる米国が少しうらやましい。(長戸雅子)