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移送手続き本格化 ロス市警 三浦容疑者

2008.3.1 18:51
このニュースのトピックスロス疑惑
法廷で三浦容疑者を待つ報道陣ら=北マリアナ諸島サイパン島、2月27日(鈴木健児撮影)法廷で三浦容疑者を待つ報道陣ら=北マリアナ諸島サイパン島、2月27日(鈴木健児撮影)

 【ロサンゼルス=渡辺浩生】1981年に妻一美さんが銃撃された事件をめぐり殺人と共謀容疑で逮捕された三浦和義容疑者(60)のロサンゼルス市警への移送手続きが今後、拘束中の米自治領サイパンで本格化する。三浦容疑者は2人の弁護士を雇い断固拒否する構えを見せるが、ロス検察当局は産経新聞の取材に対し、移送の適否をめぐる審理で「重要なのは身元確認のみ」と強調、6週間以内の移送に自信を示している。

 三浦容疑者の移送の適否をめぐるサイパンの裁判所での審理は3月3日に予定されている。三浦容疑者は29日、現地の米国人弁護士ら2人を私費で選任。移送を拒否するのは確実だ。

 拒否を受けて、ロス地方検事局は、シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事の署名による移送令状発行の手続きを進める。同令状は、サイパンを管轄する北マリアナ諸島知事あてに送付される。現地の裁判所で有効性を審査したうえで、三浦容疑者の移送を命じる。

 三浦容疑者は、裁判所に人身保護令状を出願することで、同州の移送令状に異議を申し立てることができる。ただその場合でも、移送をめぐる唯一の争点は、現地で拘束された三浦容疑者が、検察側が移送を求める「逃亡中の容疑者」と同一人物であるか否かの認定のみと強調している。

 理論的には「自分は別人」「令状は不適切」などと反論は可能だが、引き延ばし戦術に過ぎない。弁護側が、身元確認以外の争点を提起する場合にも、「移送後、ロサンゼルスで起こす必要がある」(同検事局のサンディ・ギボンス広報担当)という。

 三浦容疑者には移送に異議を唱える権利はあっても、認められる可能性は事実上ないということになる。ロス地方検事局によると、昨年、315件の容疑者の身柄がロス市警に移送。うち11件は海外からで、9件は陸続きのメキシコからだった。過去、移送要求が覆されたケースは見あたらないという。

 「法律に沿えば移送は時間の問題」(検察関係者)。期間は審理の回数などに応じて、最短で2週間、最長で1年半かかったケースもあるが、三浦容疑者については「経験則から6週間」(ギボンス氏)としている。

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法廷で三浦容疑者を待つ報道陣ら=北マリアナ諸島サイパン島、2月27日(鈴木健児撮影)
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