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逮捕から一週間、見えてきた「執念」 ロス銃撃事件 (1/2ページ)
サイパン司法省会見で左からジェフェリー・ウォーフィールド主任検察官、マシュー・グレゴリー司法長官、ケビン・リンチ移民担当、エドワード・カブレラ調査官、チャールズ・レジス政府広報官=2月29日午後1時半、北マリアナ諸島・サイパン島(撮影・鈴木健児)【ロサンゼルス=松尾理也】1981年にロサンゼルスで起きた銃撃事件をめぐり、元会社社長、三浦和義容疑者(60)がサイパンで逮捕されてから、29日で1週間。「今、なぜ」と、日本中を驚かせた逮捕劇の裏側に、27年前から消えずに続く捜査関係者の執念の存在が、次第に明らかになってきた。
捜査の指揮に当たっているロス市警未解決事件捜査班のリック・ジャクソン捜査官は28日、銃撃事件発生後に捜査を担当していた日系3世のジミー・サコダ氏(72)ら当時の捜査官と緊密に連携しながら、先の逮捕に向けた作業を進めていたことを明らかにした。
「われわれロス市警捜査班は、ジミー・サコダ氏を初め、アジア特捜隊のメンバーと、最初からずっと連携してきた」
ロス市警本部で行われた産経新聞、フジテレビとのインタビューで、ジャクソン捜査官は、はっきりと言い切った。当初は「有効な逮捕状を執行しただけ」と繰り返すだけだったジャクソン捜査官だが、事件の背景について一歩踏み込んだ。
28日のロサンゼルス・タイムズ(電子版)も、ジャクソン捜査官の証言をもとに逮捕までのいきさつを詳しく伝えた。同紙などによると、ロス市警は過去2年間にわたって三浦容疑者のブログを監視していた。サコダ氏は昨年、ジャクソン捜査官に、三浦氏がサイパン旅行などに触れたブログの内容を電話で伝えた。これを受け同捜査官はグアム、サイパンの当局に手配したという。
サコダ氏は日本側捜査担当者とも連絡を取り続けていた。日本側の担当者が具体的に誰だったのかは、同紙では触れられていないが、三浦容疑者の日本での起訴を前に繰り広げられた日米捜査協力の際の担当者だったと推測される。インタビューでも、ジャクソン捜査官は「われわれは(日本側との)往年の関係を取り戻し、ここ数年断続的に連絡を取り合っていた」と認めた。


