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オバマ氏の「資質」問う声も 米大統領選 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:2008米大統領選
【ワシントン=山本秀也】米民主党の大統領候補指名争いでオバマ上院議員が、ライバルのヒラリー・クリントン上院議員を上回る勢いを続けていることで、オバマ氏は実際に政権を担う現実的な資質があるのかを問う声が、米メディアで徐々に広がっている。「イエス、ウイキャン(私たちにはできる)」のスローガンに乗り、「オバマ旋風」は全米を席巻する勢いだが、こうした「熱狂」とは別に、冷静に候補者の政策を問う動きは、共和党のマケイン上院議員との比較も含め、今後、活発化しそうだ。
ヒラリー・クリントン上院議員は2月24日、ロードアイランド州プロビデンスでの遊説で、芝居っ気たっぷりにオバマ氏の演説をまねてみせた。
「さあ、ご一緒に団結致しましょう。空は開け、ひと筋の光が差し込んで参ります。天使の歌声も天国から響いて参りました」
政策よりも「変革」「希望」という理念を強調し、支持者の熱狂を誘うオバマ氏の遊説スタイル。クリントン氏は、これを伝道師の説教を聞いて、満場の信者が歓喜の涙を流す「メガチャーチ」(巨大教会)の雰囲気そっくりだとからかったわけだ。
「オバマ旋風」が各州の予備選・党員集会を連覇し始めた2月5日のスーパーチューズデー前後を境に、米国内では、大手メディアの論評やコラムで同氏の言う「変革」の中身を問う声が高まった。
ワシントン・ポスト紙は同月20日、ロバート・サミュエルソン氏のコラムで、「人種差別主義を払いのけることが、この国の病根を根治することにはならない。オバマ氏には独自の考えが少なすぎる」と論評。また、「初の黒人大統領」をめざす同氏の経済政策について、共働き世帯で1000ドルを減税する案などについて、財政赤字の下では現実的ではないと、疑問を示した。