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再現なるか「逆転劇」 土俵際のクリントン氏 米大統領選

2008.2.29 17:37
このニュースのトピックス米国

 米大統領選の民主党指名争いで土俵際に追い込まれたヒラリー・クリントン上院議員は、4日のテキサス、オハイオ両州予備選に全力を注ぎ、オバマ上院議員に傾いた流れを引き戻す最後のチャンスに賭ける。狙うのは、序盤戦でオバマ氏優位の下馬評を覆したニューハンプシャー州での「逆転劇」の再現だ。

 1月3日の初戦アイオワ州でオバマ氏に大敗したクリントン氏は5日後のニューハンプシャー州で劣勢をはね返した。投票前日に見せた「涙」が女性票を引き寄せたとされ、容易に土俵を割らない「しぶとさ」を見せつけた。選挙参謀のマーク・ペン氏はニューハンプシャーでの成功の理由を「クリントン氏の強さと人間味がうまく有権者に伝わった」ためと分析する。

 3月決戦が目前に迫る中、ペン氏は「彼女は今、ニューハンプシャーの時のようにオバマ氏との違いを際立たせつつある」と期待を込める。オバマ氏も2月28日、記者団に「ニューハンプシャーを忘れるな」と語り、陣営引き締めを図った。

 クリントン氏は同日、低所得者向けの子育て負担軽減策を新たに発表、オバマ氏に浸食された支持基盤をつなぎ留めるのに懸命だ。さらに2月に集めた選挙資金額も同日公表。約3500万ドル(約37億円)と、オバマ氏に水をあけられた1月の倍以上の額を集め、苦しい台所事情も一息ついた。

 久しぶりの明るいニュースにクリントン氏は遊説先のオハイオ州で「有権者は選挙戦の継続を望み、新たな局面に目を向け始めた。全米で連鎖反応が広がっている」と自信をのぞかせた。

 「やり過ぎ」との批判を浴び、一時なりをひそめた夫のビル・クリントン前大統領も妻の応援を活発化。「選挙戦を続けるには(テキサスとオハイオの)両州で勝たなければならない」と、危機感をバネに反転攻勢を呼び掛けている。(共同)

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