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ライス長官「NYフィル平壌公演、過大評価すべきではない」
このニュースのトピックス:北朝鮮拉致事件
訪日したライス米国務長官は27日、少数の内外記者と懇談し、北朝鮮の核問題で膠着状態が続く6カ国協議の見通しなどを明らかにした。
ライス長官は、米国が北朝鮮に求めている「完全かつ正確な」核計画の申告には(1)抽出されたプルトニウムの全量(2)ウラン濃縮計画の全容−に加え、(3)核兵器製造法や核物質の拡散行為の有無の「3つの要素を含めることが必要で、第2段階完了までにこれらを明確にしなければならない」と明言した。
昨年来、シリアなどへの拡散疑惑が浮上しているが、ライス長官は具体例に触れずに「複数の懸念があり、徹底解明したい」と述べた。申告の期限については「新たな期限を切るよりも、正しい申告を得ることが重要だ」として、引き続き中国などと連携して申告を迫る姿勢を強調した。
テロ支援国家指定解除問題では「第2段階の義務を北朝鮮が履行すれば、米政府の指定解除への手続きはできている」と語った。この問題は拉致問題と関連して日本政府内にも懸念があるが、「米政府はあらゆる機会を通じて北朝鮮に日本の要請に応えるよう求めてきた」とした上で、指定解除された場合でも「拉致解決に向けた政治的決定や協議が終わるのではない。米朝、日朝正常化協議の中で拉致問題は最重要課題の一つと理解している」と述べるにとどまった。
話題を集めたニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演については「文化交流の門戸が開かれるのはよいことだが、北朝鮮の政治への影響は過大評価すべきでないと思う」と、慎重な感想を明らかにした。
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