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銃規制を争点にしたがらない民主党両候補
このニュースのトピックス:米国
【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=有元隆志】米民主党の大統領候補指名争いをしているオバマ上院議員とクリントン上院議員は16日、ミルウォーキー市内での同党ウィスコンシン州委員会主催の夕食会で演説したが、隣のイリノイ州で起きた銃撃事件を受けた銃規制の強化には触れなかった。
2人とも銃所持の権利を支持する有権者が多いウィスコンシン州や来月4日のテキサス、オハイオ両州で行われる予備選だけでなく、11月の本選挙を見据え、銃規制に反対する有力団体の全米ライフル協会(NRA)の攻撃にさらされるのは避けたいとの思惑もありそうだ。
クリントン氏は16日のウィスコンシン州内での遊説で、銃撃事件について聞かれた際、「信じないかもしれないけど、私は狩猟に行ったことがある」と答えた。そのうえで同氏は、犯罪者らが銃を所持できないような措置をとる必要性を指摘しつつ、合法的に銃を所持する権利は侵すべきではないと強調した。
一方、オバマ氏も北イリノイ大学構内で起きた銃撃によって、学生ら5人が死亡したことに哀悼の意を示し、銃規制の整備の必要性を訴えつつも、合衆国憲法修正第2条は個人の銃保有の権利を認めていると述べた。
2人はもともと銃規制には積極的だった。オバマ氏は著書で、米国の指導者は銃器製造業ロビーの圧力をはねのけ、大都市の中心部から銃を締め出すようにしなくてはならないと記している。クリントン氏も新規に販売されるすべての拳銃(けんじゅう)に登録を義務づける制度の導入に賛成している。