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【グローバルインタビュー】赤阪清隆国連広報局長(事務次長) (3/3ページ)
−−日本人職員、特に幹部級が少ないので、幹部を対象にした政策会議に日本人職員が出られなかったり、日本人幹部を送り込もうとしても欧米主要国のネットワークに阻まれたりすると聞く
「語学の問題もあるのかもしれない。以前いた経済協力開発機構(OECD)では、経験やどんな意見を持っているかが重視され、英語やフランス語など語学力だけで選ぶことをしないというのが慣行になっていた。国連は競争率が高いせいか、ものすごく高い英語のレベルが求められ、英語が母国語でない人への配慮が欠けているようにも思う。ただ、今は海外で経験や勉強をし英語に問題ない若い世代の日本人も多いので将来のポテンシャルはあると思う」
−−母国で閣僚を経験した人が幹部ポストに応募するので、経歴面で日本人候補者が負けてしまうとも聞いたことがある
「最近、国連児童基金(ユニセフ)の事務次長補(ASG)にノルウェーの元環境担当大臣が就任した。待遇は前職の方がよいはずだが、開発問題をやりたくて応募したそうだ。国連事務局でも政治局長は米国の元駐インドネシア大使、人道問題調整官(いずれも事務次長=USG級)は英国の前駐仏大使だ。日本の政治家や大使経験者にも、ぜひ国際社会のために応募してもらいたい」
−−潘事務総長のスタイルをどう評価するか
「強いリーダーシップをとって進むのでなく、みんなに意見を聞いて、コンセンサスを幹部の間でも求める調整型で、アジア人には分かりやすい手法だ。国際的な非難を受けているスーダンやミャンマーの首脳に対してもまずは彼らの言い分を聞き、対話と平和的解決を求める。メディアの前でこの国はけしからんといってみるわけではないので、『物足りない』『もう少し強い指導力を』という声が欧米の各国や欧米職員にはあるかもしれない。でもこうした複雑な問題にはこういう手法が一番効果的だと分かる人も増えている。
産経新聞が書いたように韓国人職員が若干増えているのは事実だが、全体の枠からいえば、さほど増えたわけではなく、望ましい職員数を下回っている。潘事務総長は国連事務総長ポストの重要性、尊厳、権威を守るため、1国の影響下にあってはならないと常々言っており、自分と韓国を同一視されるのを避けようとしている。韓国の代表ではなく国連全体の代表という意識で仕事をしている。彼を実際に補佐しているのは米、英、仏、メキシコ出身の各局の局長(事務次長)だ。毎日幹部の会議があるが、その場で韓国人スタッフが多いとか韓国の影響があると感じたことはない」
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