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NYタイムズ紙「水銀マグロ」記事に広がる波紋業界団体、訂正求めるマグロ抜きの料理も (2/2ページ)
このニュースのトピックス:食・グルメ
5店に含まれたスーパーはすしのテークアウトコーナーに「マグロには水銀が含まれています」と警告するサインを張り出した。有名レストランもメニュー改定や口頭での注意を検討している。
記事への疑問や反発も起きている。非営利の消費者団体と水産業者団体はともに「(FDAが販売禁止措置をとれる)1ppmは健康被害を起こすとされる最低基準値の10分の1のレベルにすぎない」と指摘。記事は不完全な情報に基づいた一方的なもので「大げさに伝えられている」と批判する。
日米の農水産事情に詳しい専門家も「米国の基準値が日本や国連機関のものより厳しいのは事実。(タイムズ紙の)調査はサンプル数も少なく判断がつきかねる」と話す。
これらの基準値の対象となるのは妊婦や授乳育児中の女性、幼児。FDAはこれまで、妊婦はマグロなどの魚摂取を週340グラム以下に抑えるよう指導してきたが、米小児学会などは昨年、水銀リスクより魚食のメリットのほうが大きいとし、340グラム以上の摂取を奨励する報告書を出している。
安村さんは「今回の騒動はすし、マグロへの一種の有名税。もっともマグロを多食している日本人の平均寿命は世界トップレベルなのですが」と話している。

