ニュース: 国際 RSS feed
NYタイムズ紙「水銀マグロ」記事に広がる波紋業界団体、訂正求めるマグロ抜きの料理も (1/2ページ)
このニュースのトピックス:食・グルメ
【ニューヨーク=長戸雅子】米有力紙ニューヨーク・タイムズがニューヨーク市内のすし店などのマグロを独自調査し、一部から高水準の水銀が検出されたと報道したことが波紋を広げている。メニューからマグロ料理を削除、警告を表示する店も出る一方、水産品の業界団体などは「数字を必要以上に大げさに伝えている」と訂正を要請中だ。魚介類の水銀含有量問題は米国でも度々取り上げられてきたが、今回はすしレストランがひしめくニューヨークが舞台とあってマグロ騒動は簡単に収まりそうにない。
同紙はこのほど、市内のすしレストラン13店とスーパーなど7店のマグロを使ったすしの品質調査をニュージャージー州の医学学校に調査依頼した。
その結果、5店のマグロから米食品医薬局(FDA)が販売停止にできる基準値1ppm以上のメチル水銀が検出された。記事には「この濃度のマグロを食べるのはせいぜい3週間に1回」との専門家のコメントもそえられている。
ニューヨーク市中心部で20年以上前からすしレストランを営業している老舗、米国寿司田の安村須賀夫マネジャー(51)によると、報道後、「きょうはマグロぬきで」と注文する米国人客が何人かいたという。同店はタイムズ紙の調査対象ではなかったが、不安が払拭(ふっしょく)されるまで、メニューの一部からマグロ料理を外すことを決めた。

