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【グローバルインタビュー】米大統領選出で西部はますます重要に アンドリュー・マシューズ・ネバダ政策調査研究所研究員 (1/2ページ)
米大統領選の候補者選びのプロセスである党員集会がこの19日、西部ネバダ州で行われた。全米の趨勢が定まる前の早い段階で、西部という存在がくっきり浮かび上がったのは久々だ。その意義を、ネバダ政策調査研究所(本部・ラスベガス)のアンドリュー・マシューズ研究員に聞いた。
(ラスベガス 松尾理也)
−−ネバダ州で今回、党員集会が前倒しで実施されたことの意義は?
「米国の人口の中心が西へ移動していることに対応した、興味深い出来事だといえる。大勢が決まる前の候補者選びプロセスに、西部も参加すべきだとする民主党がまず日程変更を決め、その動きに共和党も追随した。これで、とりわけ西部でも人口の伸びが著しいネバダ、アリゾナ、ニューメキシコといった南西部諸州が今後、無視できない政治的影響力を持つようになる可能性がある。
これまで、予備選・党員集会を早期に行って、候補者選びに大きな影響力を発揮する州は、アイオワ、ニューハンプシャー、サウスカロライナと決まっていた。つまり中西部、北東部、南部だ。これに西部を加えるのは当然だといえる。その結果、候補者たちは西部特有の問題を含む、より広い視野を持つよう要求されるようになるだろう」
−−西部の有権者には自分たちが予備選プロセスで軽んじられてきたとの思いがあるのだろうか
「東部的な価値観や考え方によって政治が動かされていく中で、自分たちが疎外されているという感覚は、西部の人々の間に確かに存在する。これまで、西部を事実上、計算に入れずに選挙戦を行ってきた候補者も珍しくなかった。というのは、カリフォルニアは民主党の牙城だし、ロッキー山脈一帯の山岳地帯は共和党の強固な地盤なので、少々、力を入れたところで結果は変わらないという事情がある。しかし、ネバダなど南西部諸州は近年、人口の流入とともにいわゆるスイング・ステート(勝敗がどちらにも転ぶ可能性のある州)に変貌しつつある」

