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【グローバルインタビュー】オバマ?ヒラリー?揺れる黒人女性票 ランソム米クレムソン大教授 (1/3ページ)
11月の米大統領選に向け、26日に投開票が行われる南部サウスカロライナ州の民主党予備選で、カギを握るのが黒人票の行方だ。黒人票の問題に詳しい同州のクレムソン大のブルース・ランソム教授に、その動向について見解を聞いた。(米サウスカロライナ州クレムソン 有元隆志)
1対1の割合
昨年8月、われわれが黒人を対象に行った世論調査によると、ヒラリー・クリントン上院議員がバラク・オバマ上院議員をわずかにリードしていた。ただ、40%が態度未定だと答えた。11月に再び行った世論調査では、今度はオバマ氏がわずかにリードした。この時も態度未定と答えた人が49%いた。黒人の中で女性票は半数以上を占めている。女性たちは、初めての女性大統領を選ぶか、初めての黒人大統領を選ぶかで揺れている。もっとも、最近はオバマ氏支持に傾いてきている。
オバマ氏が人気司会者のオプラ・ウィンフリーさんとともにサウスカロライナ州内を回ったことで、女性たちの関心がオバマ氏に集まったという人もいる。さらに、オバマ氏が白人が圧倒的に多い3日の中西部アイオワ州党員集会で勝利し、8日の東部ニューハンプシャー州予備選でも、2位に終わったものの、接戦を演じたことは、黒人の間に「勝てる候補」としての強い印象を与え、オバマ氏支持が増えている要因にもなっている。
オバマ氏は黒人候補か
オバマ氏をめぐっては、「彼は本当に黒人か」という質問が以前から出ていた。オバマ氏の父はケニアからの留学生で、母は白人で、米国での黒人の奴隷の歴史は背負っていない。オバマ氏は人種だけで自らを規定することなく、幅広い立場で支持を訴えているが、自らを黒人候補と明確に位置づけている。ミシェル夫人も黒人だ。オバマ氏が黒人候補であるかどうかの議論は、決着がついたのではないか。
オバマ氏は、かつて予備選に立候補したジェシー・ジャクソン師のような黒人の権利を主張する運動はしていない。勝利するためには、黒人以外からも支持を獲得しなければならないからだ。
サウスカロライナはアイオワ、ニューハンプシャーの両州とは、人種問題の歴史が異なる。サウスカロライナは共和党の強い州で、11月の大統領選で民主党が勝つことはないだろう。共和党の大半は白人だった。民主党の有権者の割合は白人と黒人が1対1の割合だ。
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