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腎臓・骨髄移植で拒絶反応減免 免疫抑制剤不使用に道
このニュースのトピックス:臓器移植
腎臓移植の際に臓器提供者の骨髄も同時に移植すると拒絶反応が抑えられ、5人に4人が約1年後から免疫抑制剤が必要なくなったと、米マサチューセッツ総合病院の医師チームが25日までに米医学誌に発表した。
臓器移植を受ける患者にとって、免疫抑制剤は臓器を拒絶する反応を抑える一方、感染症にかかりやすくなるなど副作用があったが、これが不要になる可能性がある画期的な成果だとしている。
デビット・サックス医師や河合達郎医師らのチームによると、腎不全の5人の患者に対して、事前に免疫の働きを弱める薬を点滴。白血球の型が異なる肉親から提供された腎臓を移植するとともに、免疫細胞を生み出す骨髄も注入した。
5人のうち4人は9カ月から1年2カ月後に免疫抑制剤が要らなくなり、移植後2年から5年3カ月にわたって腎臓が正常に機能している。残る1人は再移植が必要となり、免疫抑制剤の服用を続けている。
AP通信によると、成功した4人では、患者と臓器提供者との免疫細胞が共存する状態が一時的に観察されたという。チームはさらに症例を増やして手法を確立させる方針。(共同)