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前大統領がオバマ氏攻撃 ヒラリー陣営“切り札”投入
このニュースのトピックス:米国
次期米大統領選の民主党有力候補ヒラリー・クリントン上院議員の夫、クリントン前大統領が、最大のライバルであるオバマ上院議員は経験不足と攻撃を始めた。国民に人気のある前大統領の参戦でオバマ氏の勢いをそぐ狙いだが、選挙戦への「切り札」投入はヒラリー陣営の焦りの表れでもあるようだ。
「上院議員を1年務めただけで選挙運動を始めた人物が、大統領になった最後の例はいつのことだったか」。前大統領は14日のテレビ番組でオバマ氏の「経験不足」をやり玉に挙げ、同氏への支持は「リスクを冒すことだ」と執拗(しつよう)な批判を展開した。
指名争いを独走してきたヒラリー氏は、このところオバマ氏の追い上げで支持率が下降気味。そこで露出度を高めているのが、選挙参謀と広告塔の役割を併せ持つ前大統領だ。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、前大統領は最近、メディアの論調がヒラリー氏に厳しくオバマ氏に好意的だと不満をこぼし、選挙戦略立案に一層積極的に関与。表ではヒラリー氏と組む「副大統領候補のよう」に、ライバルへの攻撃を仕掛け始めた。
しかし前面に出すぎると、ヒラリー氏の自立的なイメージが損なわれるとの懸念は根強い。またオバマ氏の薬物使用を追及した発言でヒラリー陣営幹部が辞任に追い込まれたばかりで、勇み足は許されない。
今後はアイオワやニューハンプシャーなど緒戦の重要州を集中的に回る計画だが、かつての自分の選挙戦以上に気を使う戦いを強いられそうだ。(共同)