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【グローバルインタビュー】チャベスは権力亡者のポピュリスト (1/3ページ)

2007.12.16 10:50
このニュースのトピックスグローバルインタビュー

 自らの終身大統領化も視野に大統領権限を大幅に強化する憲法改正を目指した南米の暴れん坊、チャベス・ベネズエラ大統領は国民投票の末、小差で野望をくじかれた。チャベス氏の次にどんな一手を打ってくるのか。南米諸国の憲法問題に関する著作もある同国のジャーナリストで、現在、日本のアジア経済研究所の客員研究員を務めるホセ・コルデイロ氏に、電話でインタビューした。(ロサンゼルス 松尾理也)

 −−チャベス氏は意外にも素直に敗北を受け入れた。真意をどうみるか

 「国民投票直後、チャベス大統領はある程度、融和的な姿勢を見せた。だが、『今のところは』敗北を認めるという表現で、権限強化をあきらめたわけではないことをにじませた。その後、チャベス氏の言葉はさらに攻撃的になり、反対陣営を罵倒するようになっている。彼の本質は、『味方にはすべてを与えよ。敵には何もやるな』というものだ。常に敵を追い求める姿勢は、自身の軍での経験から来ている」

 −−今回の敗北は、チャベス氏にとって今後、どう作用してくるのか

 「敗北を認めたことによって、チャベス氏は自らを民主的な人物として国際社会にアピールすることに成功した。まだ5年の任期を残していることを考えれば、チャベス氏が打てる手は数多く残されている。おそらく、最終的には憲法改正に成功するだろう。逆に、反チャベス陣営は、今回の勝利によってむしろ厳しい立場に追い込まれた。

 チャベス氏は本来望めば勝利できるのに、わざと勝利をあきらめたのではないかとさえ思える。今回、チャベス氏は民主主義者という看板を手に入れたが、勝利を手にした反対陣営はそれゆえに勢いを失い、分断されてしまう可能性がある。チャビスタ(熱烈なチャベス支持者)は、チャベス氏のためなら死んでもいいと思っている。チャベス氏を倒すためには死んでもいいと考えている反対派はいない。おのずから、勝敗はみえている」

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