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まさに「羊たちの沈黙」…忌まわしい過去を忘れたい町

2007.11.19 00:38
このニュースのトピックス趣味の世界

 【プレーンフィールド(ウィスコンシン州)=USA TODAY(アンドリュー・ヘルパップ)】人口900人の米ウィスコンシン州プレーンフィールドの町民は世間話が好きだ。だが、エド・ゲインについては触れたがらない。

 ゲインは1957年11月16日、金物店の女性経営者、バーニス・ウォーデンさんを殺害した容疑で身柄を拘束された。証拠は自分の納屋に逆さまにつるしたウォーデンさんの死体。さらに、人間の皮膚と体の部分で作られたランプの傘とイスが発見された。

 この猟奇的な殺人事件はメディアとホラー・マニアたちによって全米に伝えられた。映画「サイコ」や「羊たちの沈黙」などのヒントになったともいわれている。

 この忌まわしい事件にもかかわらず、この町で小売店を経営するスチュアート・クラークさんは1984年に凶行現場とみなされるウォーデンさんの店を買い取った。「『知っているのか?』とよく聞かれるが、『知りたくないよ』と答えている」とクラークさん。

 町民たちは町内を走る高速73号のインター改良計画や農業については冗舌だが、50年前の猟奇事件には触れたがらない。ジョン・ゾースキー町長は「話す相手によるのではないか。話すのを嫌がらない人もいる」と苦笑する。

 ゲイン容疑者は取り調べに対し、行方不明になっていた居酒屋の経営者の殺害も自供。しかし、精神的に異常があるとみなされて精神障害犯罪者用の病院に収容された。

 73年に再審と釈放を要求したが却下され、84年7月26日、メンドッタ精神治療病院で死去した。77歳だった。

(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.

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