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あごは掃除機の吸い込み口
このニュースのトピックス:歴史・考古学
米地理学協会(本部ワシントン)とシカゴ大は15日、突き出したあごの前面に歯が横一直線にびっしりと並ぶ約1億1000万年前の草食恐竜「ニジェールサウルス」の復元骨格を公開した。
竜脚類の1種で、全長約9メートル。掃除機の吸い込み口のようなあごを使ってシダ類をむさぼり食べていたらしい。研究チームは「まるで中生代の牛だ」としている。
ニジェールサウルスは、シカゴ大が約10年前にアフリカ・ニジェールのサハラ砂漠で頭蓋(ずがい)骨の一部を発見、これまでに全身の8割を見つけ、復元に取り組んだ。
チームによると、象のような大きさの体に長い首と長い尾がある。あごには小さな歯が上下それぞれ50本並び、1本の歯の下に、生え替わるための歯が最多で8本もあった。
平衡感覚をつかさどる耳の骨の分析から、頭は常に地面に近い低い位置を保っていたとみられ、植物を夢中で食べていた生態がうかがわれる。
チームは「似たような恐竜の歯が欧州や南米、アフリカ各地で見つかっており、当時広く生息していたのではないか」と指摘している。(共同)
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