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中毒患者を救う道を開いたフォード元大統領夫人
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【ランチョミラージュ(カリフォルニア州)=USA TODAY(エリカ・ソルビグ)】故ジェラルド・フォード第38代米大統領のベティ夫人(89)は現在も、薬物やアルコールの中毒患者を自分の経験に基づいたアドバイスで励まし続けている。
ベティ夫人はファーストレディーになった2年後、鎮痛剤とアルコールの中毒に陥った。その恐ろしさを啓蒙(けいもう)し、治療を進めるために1982年、ベティ・フォード・センターを開設。その後、センターでは8万人以上の中毒患者を治療してきたという。
「アルコールは時として尊い命を奪う。治すには自制力による禁酒しかないのだ」とベティ夫人はランチョミラージュの自宅で地元紙ザ・デザート・サンに語っている。
自分の中毒を公表して薬物・アルコール中毒の怖さを国民に教えたことに加え、ベティ・フォード・センターが半数のベッドを女性患者に割いている点も高く評価されている。
かつて、センターで働き、現在はアルコール・麻薬依存症全米評議会の代表を務めるロバート・リンゼーさんは「彼女から受けた影響は極めて大きい。今の私があるのは彼女のおかげ」と話す。
ファーストレディーになった直後に乳がんにかかり、これも公表していたが、センターに「ベティ」の名をつけることには長く抵抗したといわれる。「夫や友人、子供たちが『薬物とアルコールの治療施設であるかぎり、ベティの名を付けているのと付けないのではインパクトが違う』と説得された」と明かす。
当初は施設に携わっていた全員が地元への貢献を考えていたようだが、今では世界で最も進んだ治療を行う医療施設としての地位を獲得している。
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