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米軍 新海洋戦略を発表 

2007.10.18 00:35
このニュースのトピックス米国

 【ワシントン=有元隆志】米軍は17日、新海洋戦略を発表した。軍事的に重要な地点で活動する前方展開戦略、抑止力の維持や、同盟国などとの協力強化に加え、災害時の人道支援など「ソフトパワー」の重視も打ち出した。

 新戦略は海軍、海兵隊、沿岸警備隊が合同でまとめた。3つの組織が共通戦略を打ち出すのは初めてという。2001年の米中枢同時テロ後の、相互の連携を重視したものといえる。

 冷戦時の米軍戦略は旧ソ連対策に重点が置かれた。旧ソ連崩壊後、米軍は世界で唯一の超大国となったものの、新戦略ではテロとの戦いなどに対処するうえで、「世界の海全体の安全を1カ国だけで確保できる国はない」と指摘した。

 米軍は必要なときには対処する能力は持っているとしながらも、「(各国との)信頼や協力は急にできるものではない」として、同盟国などとの信頼関係の構築の重要性を強調した。

 貿易の要衝でありながら、不安定な地域でもあるアラビア湾、インド洋などでの航行の自由確保も重視した。

 さらに、テロ対策に加え、災害時などの人道支援、大量破壊兵器の拡散防止に早期対処する必要性も訴えた。

 日本政府は17日、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続する新テロ対策特別措置法案を衆院に提出したが、野党は反対姿勢を変えておらず、給油活動が継続できるか不透明な情勢となっている。米国が日本などとの協力重視の戦略を打ち出すなかで、日本の下す判断は、今後の日米協力の行方にも影響を与えることになる。

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