WIREDアイスランドから中東まで「超電力網」計画+(1/2ページ)(2012.4.23 17:09

  • [PR]

WIRED

  • メッセ
  • 印刷

アイスランドから中東まで「超電力網」計画

2012.4.23 17:09 (1/2ページ)

 北大西洋の海底に高電圧線を渡し、アイスランドの豊富な地熱発電を活用しようという構想がある。北欧から中東まで接続して再生可能エネルギーを活用する「汎ヨーロッパ・スーパーグリッド」に向けた、重要な一歩になるものだ。

 北大西洋の海底に高電圧線を渡して、アイスランド火山帯の有り余る地熱エネルギーを活用しようという計画がある。実現すれば、海底を通る電線としては世界最長になる(現在の最長記録はオランダで580kmだ)。

 この計画は、スカンディナヴィアから北アフリカ、そして中東までをつないで再生可能エネルギーを活用しようという「汎ヨーロッパ・スーパーグリッド」に向けた、重要な一歩になるだろう。このようなスーパーグリッドがあれば、再生可能エネルギーにおける余剰を広範囲に送ることができ、ひいては、局所的に再生可能エネルギーの産出量が振るわない場合にも備えることができるため、ピーク時需要に対処するために各国がバックアップの化石燃料発電所を利用・建設する必要性が軽減されると主張されている。

 汎ヨーロッパ・スーパーグリッドが実現すれば、余剰エネルギーは大きなビジネスとなる。アイスランドと結ぶケーブルの一方の端の座をドイツとイギリスが競っているのは決して驚きではないし、ノルウェーとオランダも接続先の候補として議論されている。こうしたケーブルは最低でも1,198kmの長さが必要であり、余裕で世界最長の電線になる。

 この枠組みは、2011年3月にアイスランド最大の発電会社Landsvirkjun社が最初に提案したもので、年間50億kWhの電力を輸出、3億5,000万ドル~4億4,800万ドルのリターンを目指している。

 アイスランドと電気でつなぐ以外にも、ヨーロッパでは各国をつなぐ連系線が提案・進行中だ。15個ほどのルートはすでに存在している

 さらに野心的な、『DESERTEC』や『Medgrid』といった提案中のスキームは、地中海のヨーロッパ側とアフリカ側にある各国とで、再生可能エネルギー源の相互接続を目指している。

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital