WIREDおしゃべりを止めろ!日本の「発話阻害銃」が話題+(1/2ページ)(2012.3.5 12:23

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おしゃべりを止めろ!日本の「発話阻害銃」が話題

2012.3.5 12:23 (1/2ページ)先端技術

 日本人研究者が開発した、狙った相手のおしゃべりを止められる『SpeechJammer』が話題になっている。

 誰かの発話を阻害(Jam)して話をやめさせる装置『SpeechJammer』のプロトタイプをふたりの日本人研究者が開発し、その効果を紹介する動画を公開した。

 彼らは論文[PDFファイル。日本語PDFはこちら]で、われわれは「適切に発言権の交代ルールを規定し、それを遵守しなければならない」と述べている。しかし、「いたずらに自身の発言を長引かせたり, 他者の発話の合間に割り込んだりといった行為」を行う傾向をもつ人々もいる。そのため、実りある議論が行われるよう、SpeechJammerを開発したという。

栗原一貴氏(産業技術総合研究所)と塚田浩二氏(お茶の水女子大学)による論文と動画は口コミで広がっているが、それは彼らにとっては驚きだったという。「われわれの研究が突然ホットになった理由がわかりますか?」と栗原氏はWired.newsとの電子メールのやりとりで書いてきた。

 SpeechJammerの設計は見かけによらずシンプルだ。指向性マイク、指向性スピーカー、マザーボード、距離センサー、比較的単純なコードから成る。考え方もシンプルで、これまでにも研究されてきた「聴覚遅延フィードバック」という仕組みを使っている。わずかな遅延(約200ミリ秒)を加えて声を話者に返すことで、発話を阻害することができるのだ。

 発話を阻害する機械は、さまざまなSFに登場する。しかしSpeechJammerを作った栗原氏と塚田氏は、発話障害の人を助ける医療機器に目を付けた。聴覚遅延フィードバック(DAF)機器は、吃音症患者向けに何十年もの実績がある。吃音症患者の場合、わずかに遅延した自分の声を聞くと吃音が矯正されることが多い。しかし、そうでない人たちが吃音症患者向けのDAF機器を使うと、吃音症のような状態になることがある。その影響は、ある段階までは遅延の時間が長いほど強く出る。

 論文には「DAFを活用し、話者の意思とは関係なく外部から、話者の発話を阻害するデバイスを開発」したと書かれている。「通常の医療用DAF機器にはない特徴がある。それはマイクとスピーカーが話者から離れた場所に設置される点だ」

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