WIRED「Twitter上の冗談」で逮捕、罰金約30万円:英国2012.2.14 12:43

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「Twitter上の冗談」で逮捕、罰金約30万円:英国

2012.2.14 12:43

 軽いジョークのつもりで書いた「危険なツイート」が原因で、逮捕されたり入国できなかったりする例が英米で続いている。

 英国のサウスヨークシャー州警察は2010年、ポール・チェンバーズ(26歳)を職場で逮捕した。容疑は、地元の空港でガールフレンドのフライトが雪のために遅れたことを怒って『Twitter』上でジョークを書いたことだ。

 「くそっ、ロビンフッド空港が閉鎖だ。1週間ちょっとのあいだに何とかしないと、空港を木っ端微塵にしてやる!!」

 チェンバーズ容疑者の弁護士は、逮捕に至るまでの経過を次のように書いている

 [このツイートは]空港宛に送信されたものではなく、数日後に検索で発見されたものだ。発見された際には、空港の警備責任者によって「信用できない情報」と見なされた。経過を見ると、最初にこの件を持ち込まれた空港の警察は何もしなかったが、その後に報告を受けたサウスヨークシャー州警察が、「爆破予告」容疑でチェンバーズ容疑者を職場で逮捕した模様だ。取り調べにより単なる冗談だったことが判明したが、サウスヨークシャー州警察は英国検察庁(CPS)に判断を仰がなければならなかった。

 CPSは爆破予告の罪には当たらないことには同意したが、[公衆電子通信ネットワークの不適切な利用に関する]2003年通信法127条に従ってチェンバーズ容疑者を起訴することが公益になると判断した。インターネット通信に関してこの罪が適用されたのは、今回が初めてと見られる。

 チェンバーズ容疑者は、400ポンド(約50,000円)の罰金と諸費用、合わせて3,000ポンド(約37万円)を請求されている。しかし被告は上訴し、今週ロンドンで審理が行われた。上訴裁判所がソーシャルメディアに関連するこの種の問題を扱うのは初めてであり、今回の判決が先例を作ることになる。

 2週間前には、英国のタブロイド紙『The Sun』が、カリフォルニア州までの長い空の旅を終えた後に、本国である英国に送還された男女2人にインタヴューしている。カリフォルニア州では彼らに対して米国土安全保障省の職員が、男性の最近のツイートを示したという。「米国を破壊しに行く前に、軽く噂話の下調べがあるから、今週は空けといて」と書かれたものだ。

 しかし、実際のテロリストが「米国を破壊する」とTwitter上で英語で書いて公開することはあり得ないだろうし、この件はやりすぎと思われる。もっとも、サウジアラビアでは、もっと状況は厳しい。[リンク先の記事は、サウジアラビアのブロガーがTwitter上で、イスラム教の開祖ムハンマドの誕生日に「あなたにひざまずくのではなく、友人として話しかけたい」等と書いた内容について、政府から不敬罪に問われマレーシアで拘束されたことを報道する記事]

TEXT BY Nate Anderson
TRANSLATION BY ガリレオ -矢倉美登里/合原弘子

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