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【斜論】観客総立ち! 関西の歌舞伎公演隆盛 そのわけは?
2012.2.23 16:24
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近年、関西の歌舞伎公演が激増、盛り上がりを見せている。長い低迷期にあったが、昨年から今年にかけて関西の劇場でほぼ毎月のように歌舞伎が上演され、花形役者の台頭などで若い観客が増えてきた。襲名興行が多いのも特徴で、3月の京都・南座をはじめ来年1月までに5回もの公演が予定されている。関西歌舞伎活況の背景を探った。
(亀岡典子)
「待てーぃ!」
苦難の末、仇の守山辰次(市川染五郎)を見つけた平井兄弟(片岡愛之助、中村獅童)は、全速力で逃げ回る辰次を追いかける。突然、辰次が客席に飛び降りた。通路をダッシュで逃げたかと思うと、何食わぬ顔で客席にまぎれて座り…。
今月、大阪・道頓堀の松竹座で上演中の「二月花形歌舞伎」。夜の部の「研辰(とぎたつ)の討たれ」では、花形役者らが客席通路を走り回る演出に客席は大興奮。昼の部の「大當り伏見の富くじ」でも、スピード感あふれる展開で、獅童ふんする家老の鬘が飛ぶギャグに場内は爆笑。初日にはスタンディングオベーションも見られたという。
今月は全国4劇場で歌舞伎が上演中。「どこよりも話題をさらえる舞台に」。染五郎らの熱演に大阪の観客はわいている。
× × ×
関西の歌舞伎公演は一昨年あたりから急増している。
平成22年は京阪で年間10公演、23年には11公演、今年は松竹座と南座だけでいまのところ9公演を予定。ほかに兵庫県豊岡市の「永楽館大歌舞伎」や歌舞伎鑑賞教室などを加えると、ほぼ一年中、関西のどこかで歌舞伎が上演されている。昨年9月には大阪市内の2劇場(松竹座と新歌舞伎座)で同時に歌舞伎の幕が開いた。37年ぶりの出来事だった。
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