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【浪速風】「カーネーション」のきっかけは (12月16日)
2011.12.16 11:48
[朝ドラ「純と愛」]
NHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」は、岸和田生まれでファッション・デザイナーの草分けだった小篠綾子さんが主人公である。「男の人は好き勝手できるのに、なんで女はあかんの」という「やんちゃくれ」の小篠さんは女学校時代、洋服作りを夢見たが、周囲から猛反対された ▼昭和の初めである。実家が呉服商だったせいもあるが、当時は女性はみんな着物で、洋服を着る人はまだ少なかった。大阪で婦人服の注文仕立てを受ける店は、堺筋に一軒あるだけだったという。洋装が広まるきっかけは、14人が死亡した東京・日本橋の白木屋百貨店の火事だった ▼犠牲者のほとんどが女性店員で、ロープにすがって逃げる際、和服の裾の乱れが気になった落下した。小篠さんは「これだ!」と確信し、頼まれてもいないのに店員の制服を仕立てて大阪の百貨店に売り込みに行った、と自伝に書いている。転機になった白木屋の火事は昭和7(1932)年12月16日である。
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