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【スポーツ群像】前園がビーチサッカーで現役復帰したワケ (2/3ページ)
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だが五輪後に移籍したV川崎(現東京V)では伸び悩み、97年を最後に日本代表からも遠ざかった。その後は移籍を繰り返し、2003年からは韓国Kリーグに新天地を求めたが、05年に現役を引退した。
「正直、満足して現役を終えたわけじゃない。隠していた、しまっていた思いがあった」。それに気づかされたのは今年9月。ラモス監督の「代表の重み、プライドを話してほしい」との要請を受け、同じ元サッカー日本代表の武田修宏氏とビーチサッカーの代表候補合宿に参加したときだった。「練習着を着られたことが、すごいうれしかった。目の前にチャンスが来たのに、チャレンジしないと後悔すると思った」。ゲストとして呼ばれたはずが、本気で代表入りを意識するようになった。指揮官の最初の要求は減量。すぐに体重を5キロ落として切れ味を取り戻すと、砂上でも優れたキープ力を発揮。10月のポルトガル遠征メンバーにも選ばれた。
ただしW杯予選の代表枠はわずか12。知名度の高い前園加入はメディア露出の増加が期待できるが、「広告塔」を入れる余裕はない。「仲間を納得させないと」。遠征後も代表選手のいる東京のクラブでともに汗を流し、沖縄で開かれた全国大会にも合流。能力と行動、何より情熱でラモス監督の心を動かし、メンバー入りを果たした。
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