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浦和、王座奪還に赤信号 不足するスピリット Jリーグ

2008.10.18 20:08
このニュースのトピックス浦和レッズ
試合後、スタンドのサポーターとにらみ合う浦和・田中マルクス闘莉王(右から2人目、4番)=18日、埼玉スタジアム(撮影・財満朝則)試合後、スタンドのサポーターとにらみ合う浦和・田中マルクス闘莉王(右から2人目、4番)=18日、埼玉スタジアム(撮影・財満朝則)

 スタンドから容赦なく浴びせられるブーイングに、闘莉王が怒鳴り返す。仲間に止められ引き揚げる途中、顔をくしゃくしゃにしながらタオルでしきりにぬぐったのは汗か涙か。残り5試合で首位と勝ち点差6の5位。2年ぶりの王座奪還を目指す浦和が、ついに土俵際に追い込まれた。

 「0−1は妥当」とエンゲルス監督も認めざるを得ないほど、浦和の動きは鈍かった。各駅停車のパスは相手守備陣に余裕を持って対処され、注文通りのカウンターを浴びた。「向こうの切り替えのスイッチにウチが遅れた」と山岸。ポンテのCKを相手に拾われ失点した後半37分の場面で、一気に走り出していた神戸の3選手に浦和側は誰もついていけなかった。

 連戦の疲れか? 代表帰りの阿部は否定しつつ「連動して動けていなかったら、見ている人は疲れと思うだろう」とぼやいた。ならばパス精度の問題か? 高原は「そんなんじゃない。もっと根が深い」と吐き捨てた。

 「一人一人が70〜80パーセントしか出していない。もっとファイティングスピリットを出してほしかった」とエンゲルス監督。チームとしての動きも必死さも足りない。

 3日後のアジア・チャンピオンズリーグ準決勝へ向けてもショックが残る。個人能力の総和はリーグ随一でも、それだけでは勝てない。闘莉王の怒りは、自分たちのふがいなさに向けられたものでもあったろう。(森本利優)

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試合後、スタンドのサポーターとにらみ合う浦和・田中マルクス闘莉王(右から2人目、4番)=18日、埼玉スタジアム(撮影・財満朝則)

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