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【スポーツ群像】進撃する大分トリニータ 地方クラブの戦い (2/3ページ)
このニュースのトピックス:スポーツ群像・深層
DF上本は「ここ何年か、やるサッカーは同じ。新加入選手も含めて攻守の意思統一ができている」と、積み重ねを強調する。「一枚岩ではなく、何枚も層になっている。そう簡単には崩れない」とMF鈴木も胸を張る。
■「たとえ優勝しても…」
快進撃に、九州のクラブとして初のナビスコ杯、リーグ戦制覇の期待がかかるが、フロント陣は冷静に現状を見据える。「正直、いま優勝しても、もろ手を挙げて喜べない」とは、創立時から運営に携わる溝畑宏社長。2期連続で黒字を計上するが、大企業のバックアップがない大分は、財政面では毎年、「紙一重の戦い」を強いられている。
過去の苦い経験がある。03年にJ1昇格し、初年度こそ平均観客数が約1万人上乗せされたが、その後は伸びが止まり、05年には債務超過で存続の危機に陥った。「スポンサーなども含め“昇格バブル”も1年だった。優勝したらファンはいままで以上にトリニータに期待をする。いまの経営体力でそれに応えられるかどうか」。経営危機を乗り越えた溝畑社長は、客観的に厳しい現実をとらえる。
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