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快速FW玉田、地元で“公約”果たす キリン杯サッカー
このニュースのトピックス:オシム前監督
2年前のドイツW杯のブラジル戦で衝撃の先制弾を決めた玉田が、それ以来となる先発で再び豪快なゴールを奪った。前半21分、今野のスルーパスから右サイドを抜け出した長谷部のクロスに、得意の左足を投げ出す。「豊田だし、自分の姿を見せたい」。公言通り、“ホーム”で輝きを放った。
リーグ戦の好調さをそのまま持ち込んだ。「相手を背負ってプレーするのは得意じゃない」と、前線で動き回って相手守備網をかき回せば、猛烈なプレスで守備のスイッチを入れた。それに呼応するように、チーム全体の運動量が上がる。敗れたW杯予選のバーレーン戦にはなかった光景だった。
昨季はケガもあり、名古屋で14試合5得点。代表からも声はかからず、オフには海外移籍も考えた。踏みとどまらせたのは、今季就任したストイコビッチ監督の存在。「おまえは代表に入るべき。日本でベストのプレーヤーになれ」。元スーパースターの言葉が玉田に自信を取り戻させ、プレーをよみがえらせた。
試合前日も直接激励を受け「気にかけてくれるのはうれしい」。尊敬する師の眼前で、堂々期待に応えて見せた。「自分も代表では経験あるつもり」と、チームを引っ張る自覚も見せる28歳。オシム前監督には選ばれなかったストライカーが、6月の過酷な4連戦も牽引(けんいん)するかもしれない。(森本利優)


