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手負いの闘莉王が大活躍 首位キープの浦和
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ヒーローインタビューに臨んだ浦和の闘莉王の右腕は動かなかった。「変な形で肩から落ちて…。非常に痛い」。快勝で首位をキープしたが、さすがに元気はない。それでも、立役者は間違いなく闘莉王だった。
負傷したのは前半のこと。ハーフタイムにはエンゲルス監督に「我慢してやってみるが、ダメだったらすぐに代えてくれ」と話すほどだった。ところが後半14分、堤のクロスからのこぼれ球を右足一閃。同31分には相馬のゴールをアシストした。2点差をつけ“お役ご免”とばかりに内舘と交代。指揮官も「すごく頑張ったと思う。すごいね」とうなった。
今季からボランチにコンバートされ、驚異的な存在感を放っている。浦和の攻撃のほとんどは闘莉王を経由し、自らも6ゴール。「ヘディングが強いし、キープ力もある。試合を読む力があり、ペナルティーエリアに入るタイミングが非常にいい」とエンゲルス監督は賛辞を並べる。
本人は今も「後ろ(DF)が一番落ち着く」と語るが、リハビリ中の昨季MVP、ポンテ不在を感じさせない活躍ぶりが、出足でつまずいた浦和をあっという間に首位に引き上げた。
それだけに、肩の具合が心配だ。「検査して何もなければいいんだけど…」。闘莉王は不安げに病院に向かった。いくら選手層が厚いといっても、今の浦和にこの男の代わりは見あたらない。(森本利優)


