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広がるJリーグのクラブと大学の産学協同 (1/2ページ)

2008.5.1 20:20
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 企業が大学と提携し、商品開発などのビジネスに結びつける「産学協同」が活発化する中、Jリーグのクラブが大学と業務提携する動きが広がっている。すでに全体の約3分の2のクラブが地域の大学と連携。共同でビジネスモデルを構築したり、J側が監督を派遣し、見返りに通訳らボランティアらのスタッフを出してもらう。「地域密着」を理念に掲げるJリーグ側と、成長著しいスポーツビジネスを新たな目玉にしたい大学側の経営戦略が、一致している形で、今後も広がりを見せそうだ。(森本利優)

 J2湘南のユニホームの胸部分には「SANNO」のロゴマーク。湘南は2004年1月、Jクラブの中で初めて産業能率大(本部・東京都世田谷区)と業務提携を行った。授業を共同開発し、クラブスタッフが講師として参加している。他にも湘南側がサッカー部の監督・コーチを派遣し、部の強化とともに、トップ昇格できなかったユース選手の受け皿としても活用している。

 「スポーツの世界で働きたいという人が増え出した。ユニホームやスタジアムでの校名露出以外に、スポンサーの対価としてスポーツビジネスに関しウチが大学の授業をやったら面白いのではと思った」と湘南の真壁潔社長は“狙い”を口にする。

 産能大も、湘南の申し出は“渡りに舟”だった。情報マネジメント学部の宮内ミナミ学部長は「クラブの資金繰りや組織運営などは大学が教える経営課題と同じ。スポーツはわかりやすく、学生に受け入れられやすい」と話す。ビジネスを学ぶのに、スポーツは打って付けの“生きた教材”というわけだ。

 少子化の影響で定員割れの大学が続出する中、産能大は今年度も入学志願者が増えたという。「提携は学生へのアピールになっている」と宮内部長。Jクラブの明るいイメージが、大学のブランド向上にもひと役買っている。

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