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中国サポーターのヤジに見舞われた鹿島 サッカーACL
このニュースのトピックス:Jリーグ
「拒絶京罵(汚いヤジはやめよう)」−。わざわざ電光掲示板にまで注意書きを出したのに、北京国安サポーターは気にもとめない。
前半ロスタイム。主審の判定に不満を持った観客が卑猥(ひわい)な言葉を発しはじめた。警備員が制止する。鹿島イレブンが意味を理解したわけもないが、ちょうどその瞬間、集中力を失った鹿島のDFラインが崩れていた。
直前に負傷した選手を入れ替えた北京国安のシステムに対応していなかった。スピードを欠くDFの弱点を突かれ、元広島のFWチアゴにシュートを許した。ゴールに向かってボールが転がる。DF井野波が伸ばした足も届かなかった。
「流れはどうであれ、後ろがしっかり失点をしなければ勝てる」。DF岩政がみせた自信ももろかった。この試合に勝ち、クルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)に引き分けるか敗れると、2試合を残して1次リーグ突破が決まっていた。消化試合は主力を温存することができたのだが…。
北京五輪前にトラブルを避けたい中国当局は、この試合の入場者を定員の半分の1万5000人に制限。警備員も800人から2000人に増強したが、観客のマナーまでは制御できなかった。下品な言葉や無意味なブーイング浴びせられ続けた90分。鹿島が敵地で屈辱を味わった。
(川越一)




