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強豪打倒へ五輪サッカー代表が始動
このニュースのトピックス:北京五輪
「人だ。人につけ」。ミニゲーム中、江尻コーチの大声が何度もピッチに響いた。「対戦相手が決まって具体的な強化の準備が整った。いよいよ本番モード」。抽選から帰国した反町監督の言葉どおり、初日から厳しいムードが漂った。
選手は厳しい組み分けを歓迎した。「相手が強い方が気持ちが引き締まる」と柏木。反町監督も選手の動きを見て、「突破確実といわれるよりよかった」と話した。相手が決まり、選手も指導陣も本番を想定して背筋が伸びたのは間違いない。
反町監督が最強と分析するのはオランダ。「この年代は強い。アルゼンチンとオランダが(出場国中)2強だと思う」。イングランドの強豪リバプールで活躍するバベルら好選手を擁し、欧州予選を制した強豪だ。
オランダのヘラクレスでプレーしたFW平山は「オランダの弱点は自分たちが一番と思っていること」と話す。日本は05年の世界ユースで完敗を喫した。リベンジの気持ちと、相手の油断が働けば勝機が開ける。
反町監督はナイジェリアについて「情報はないが、いままで戦ったアフリカ勢と同じ苦しい戦いになる」と予想。米国は「順当に北中米予選を勝った。力が強い」と残る2カ国も警戒した。
3カ国ともにアフリカ系の選手が核にいる。反町監督はアフリカの選手を「強いだけじゃなくヌルヌルと抜ける感じ」と評したことがある。止めたと思えばすり抜け、競り勝ったはずが負ける。
それでも「日本らしいサッカーをする」と反町監督は強調した。就任以来磨いてきた、速いパス回しと豊富な運動量で攻守に数的優位を作る展開を磨くしかない。(榊輝朗)



