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ハイテクより人間の力 チップ内蔵ボール見送り
このニュースのトピックス:海外サッカー
ハイテクより人間の力を信じる−。8日、スコットランドのグレンイーグルスで年次総会を開いた国際サッカー評議会はビデオカメラや超小型チップ内蔵のボールを使ってゴール判定を補助する技術を当面導入しないことを決めた。国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は「このシステムは百パーセントではない」と断じた。
3年に及ぶ実験の末の決定。昨年12月に日本で開催されたクラブW杯でもテストされた新技術は7試合で1度の誤作動が認められたという。チップ機能は電子機器やアンテナの配線が複雑で、カメラは選手の位置や天候によって不明瞭になる欠点を克服できなかった。
競技規則を改定する同評議会は1886年に組織され、英国4協会の代表とFIFA代表4人の計8人で構成。6人以上の賛成でルール改定となるが、ハイテク技術導入の賛成は3票にとどまった。代わりに両方のゴール付近に審判員を配置する案を、今後のFIFAや欧州連盟(UEFA)主催の大会で試す。
今回のカメラ技術は「ホークアイ」と呼ばれテニスやクリケットなどで使用されている。思わぬ決定に担当者は「多額の投資と時間と労力が無駄になった」と嘆く。導入に反対したウェールズ協会の代表者は「サッカーは人間がやるものだと信じている」と話した。(ロイター=共同)