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なでしこが完勝で史上初タイトル

2008.2.24 21:51
このニュースのトピックスサッカー日本代表
サッカー東アジア選手権で初優勝し、笑顔で記念写真に納まる沢(左)と大野両選手=24日、重慶(共同)サッカー東アジア選手権で初優勝し、笑顔で記念写真に納まる沢(左)と大野両選手=24日、重慶(共同)

試合も終盤にさしかかると、満員の中国人ファンは席を立ち始めた。池田主将がカップを掲げたころには、半数以上がいなくなっていた。「10年以上代表やってるけど、初めて優勝できたあ」。沢が佐々木監督に抱きつく。シュート数は28対4。なでしこが、鮮やかな完勝で日本女子史上初のタイトルを獲得した。

 出足で上回り、高い位置でプレスをかけ、素早く展開してゴールへ迫る。「ボールも動いて、自分たちも動いて。中国の足を止めることができた」と大野。佐々木監督が目指すのは「攻守で複数の選手が連動するサッカー」だが、同じ日に発足した岡田ジャパンの掲げる「接近・展開・継続」を先に実現した印象だ。

 大橋前監督からバトンを受けた佐々木監督がまず手をつけたのは、守備組織の整備。その肝が本来トップ下の沢のボランチ起用だった。「彼女はボールを奪う力がある。奪えば、チャンスになるでしょ」と佐々木監督。狙いは的中し、沢はMVPを獲得。「守備も結構楽しい」と笑う。

 もちろん、これが最終目標ではない。本当の勝負は北京五輪。選手も「まだまだ質を上げないと」と表情を引き締める。それでも「選手も僕も、このサッカーでいけると確認できた」と話す佐々木監督は、こう本音を漏らした。

 「(コーチから)監督になって、ちょっとくすぐったかった。これで、選手が監督と認めてくれるかな」。8月へ向けて、タイトルに等しい成果だ。(森本利優)

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サッカー東アジア選手権で初優勝し、笑顔で記念写真に納まる沢(左)と大野両選手=24日、重慶(共同)
東アジア選手権で初優勝し、カップを掲げて喜ぶ池田選手。後ろは沢(左)と安藤両選手=24日、重慶(共同)

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