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岡ちゃん2度目の初陣飾れず サッカー日本代表
このニュースのトピックス:オシム前監督
ジャージーにメガネというおなじみのスタイルで、岡田監督は“2度目の初陣”に臨んだ。「いすがソファになっていて素晴らしかった。びっくりした」とおどけたが、代表監督として3501日ぶりのベンチ。「久しぶりにいい緊張感を味わえた」。やはり、感じるものがあったようだ。
じっくり試合を観察していた。チャンスにもピンチにも、終始冷静だった。いい意味での落ちつき。数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験が、心にゆとりをもたらすのだろう。
10年前は違った。コーチから昇格したのはまさにW杯予選の真っ最中。初めての監督が代表だった。就任と同時に選手と距離を置き、非情のボスに徹する姿からは、悲壮感すら漂った。「いろいろなことを考える余裕がないままやっていた」。自身もそう振り返る。
今回は、そんな近寄りがたい雰囲気はない。先の鹿児島合宿では練習中もジョークを飛ばし、宿舎では選手と温泉で“裸の付き合い”をした。「もっと怖い人かと思ったけど、結構話しやすい」。選手のイメージも書き換えられつつある。
誰よりも代表監督の重圧を知りながら、再び帰ってきた。オシム前監督と常に比較される立場にも、「比べるのはみなさんの勝手。気にしない」と自然体を貫く。「重圧がないといえばうそになるけど、何とかそれを受け止められると思う」。懐の深さは、10年前と比べものにならない。
とても好発進とはいえない。だが「できれば結果もほしかったが、(大久保)嘉人が点を決めて終わるよりよかったかも」。やるべきことはたくさんあるが、“岡ちゃん”はどっしり構え、前だけを見つめる。(森本利優)


