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GK読みズバリ、流通経大柏4強 高校サッカー
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PK戦にもつれた瞬間、流通経大柏のGK須藤は「チャンスが来た」と思った。間隔は11メートル。ともに重圧がのしかかるが、キッカーが9割方有利とされる1対1の対決。冷静に読んだのはGKだった。2人目は右に飛んではじき返した。4人目は左に体を倒してボールを抱え込むように阻止した。
自信があった。「助走で方向がわかる」。昨年5月の定位置確保以来、公式戦でのPK3本を、ことごとく止めた。うち1本は昨夏の高校総体2回戦。東福岡が相手だった。
クロスへの対応などでしかりつけている本田監督も「PKになって勝ったと思った」という。東福岡の串間主将が打ち明ける。「流経は慌てていなかった」。落ち着きをチームに与え、勝利の原動力となった。
FW上條が2回戦で右足首靱帯(じんたい)を痛めた。14日の決勝出場を目指して治療する姿も仲間を鼓舞している。相棒のFW大前は「あいつの分も点を取る」。ベンチ内につり下げられた背番号18のユニホームは、チームに一体感を与えている。
15本のシュートを放ちながら無得点。中盤でのパスミスも多い。課題を抱えながらも本田監督は「とにかく勝ちに徹する」と必勝宣言。全日本ユースに続く“2冠”へあと2勝である。(榊輝朗)