[PR]
ニュース:スポーツ RSS feed
【サッカーコラム】フロム・イングランド 再建託し…
このニュースのトピックス:海外サッカー
2008年欧州選手権予選で屈辱的な敗退を喫した代表チームの再建をイタリア人のカペロ新監督に託すことになったイングランド協会(FA)が、新たにナショナル・フットボールセンターを設立することを明らかにした。
センターは英国中部のバートンに建設予定。ホテルや会議室が併設され、代表チームの合宿所として活用されるほか、指導者、審判員の技術向上を図る拠点になる。教育部門についても、国内の中心的な役割を担うという。
欧州選手権出場を逃し、サッカーの母国のプライドをいたく傷つけられたイングランドだが、クラブレベルでは活況が続いている。今季の欧州チャンピオンズリーグの16強にもマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどイングランド・プレミアリーグのいわゆる“4強”が順当にコマを進めている。
結果を残せなかった代表チームと、今や世界最高峰といっても過言ではないほどのレベルに達した国内リーグ。そのねじれ現象の背景には、強豪クラブが高額の移籍金を払って獲得してきたEU(欧州連合)内外の“外国人選手”の活躍がある。FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長などは常々、「先発選手11人のうち(半数以上の)6人は自国(地元)の選手であるべきだ」などと発言し、暗にプレミアリーグの“勝利至上主義”を非難してきた。
外国人選手によって試合出場の機会が奪われた若手の育成が阻害され、それが代表チームの弱体化を招いた−。なにもイングランドに限った話ではなく、また、欧州選手権予選敗退の要因をそう単純に割り切れるものでもないが、今回のセンター設立は、代表チームのふがいなさを目の当たりにしたFAの、将来に対する危機感の表れともとれそうだ。(北川信行)
[PR]
[PR]