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入場者数は最多の860万人 Jリーグ (1/2ページ)
鹿島の大逆転優勝で幕を閉じた15年目のJリーグ。ナビスコ杯などを合わせた年間の総入場者数は859万510人と昨季から約23万人(2・7%)増え、リーグ発足後最多となった。今年は2010年に年間総入場者数1100万人を目指す「イレブンミリオンプロジェクト」の開始年。Jリーグは昨季の微減から増加に転じたことを前向きにとらえるが、このペースでは目標には届かず、さらなる努力が必要だ。(森本利優)
各クラブ別のリーグ戦入場者数をみると、今季も浦和が79万3347人で2年連続のトップ。ナビスコ杯、アジア・チャンピオンズリーグを合わせれば、108万6668人に達した。リーグ戦の1試合平均入場者4万6667人は、同じ「レッズ」の愛称で知られるリバプール(イングランド)の4万3561人(昨季)を上回る。人気はアジアどころか、世界のトップクラスだ。
今季は他のJ1クラブも健闘。18チーム中、15チームが昨季より客足を伸ばした。J2降格が決まった広島、甲府、横浜Cも増加。成績に左右されない“固定客”は増えている。ちなみに昨季客足を伸ばしたのは7チーム。鬼武健二チェアマンは「選手、スタッフ全員がイレブンミリオンプロジェクトの目的を理解し、積極的に取り組んだ成果」と評価する。
手放しで喜んでもいられない。Jリーグは今季、ホームスタジアムの埋まり具合を示す「収容率」を、初めて公表した。それによると、80%を超えたのは新潟、G大阪、浦和の3チーム。逆に50%を割り込んだのは7チームあった。スタジアムの大きさがかなり影響するとはいえ、優勝した鹿島も約40%の入り。見栄えはよくない。
「年に何回かは100%の試合がないと、面白くないでしょう」と鬼武チェアマン。そもそも、目標の1100万人到達のためには、J1で70%、J2で50%の収容率確保が必要となる。これをクリアしているのは今季のJ1で8チーム、J2では仙台だけだ。
鬼武チェアマンは「過去最多でいばるのではなく、要は中身だ」と強調する。具体的な数値目標を設定した1年目、各クラブの現状や課題も浮かび上がった。観客は一朝一夕で増えるものではなく地道な作業の積み重ねこそ大事。Jリーグはクラブと連携し、3年後の目標達成へ知恵を絞っている。