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「僕を切ったチームを僕が救った」ワシントン涙の惜別弾 (1/2ページ)

2007.12.17 08:16
このニュースのトピックス浦和レッズ
王冠を被ってご機嫌のワシントン(撮影・斎藤浩一)王冠を被ってご機嫌のワシントン(撮影・斎藤浩一)

 クラブW杯3位決定戦(16日、横浜国際総合競技場)アジア王者の浦和がアフリカ王者のエトワール・サヘル(チュニジア)と2−2で前後半90分を終えた後のPK戦を4−2で制し、アジア勢過去最高の3位。5万3363観衆の前で、今季限りでの退団が決定しているFWワシントン(32)が2得点。世界への大きな一歩を記した。

 喜び、悲しみ、怒り、誇り…。浦和へのすべての思いが詰まった「頭」を、思い切りボールへとたたき付けた。FWワシントンが惜別2発。PK戦勝利が決まると巨体を縮め、ひざまずき、そして瞳を潤ませた。

 「最後のゲームだったので、サポーターへの恩返しがしたかった。それができて満足だよ」

 試合後も歓喜のあまり顔の赤みが収まらない。今季限りで2シーズン所属した浦和を離れ、来季はフルミネンセ(ブラジル)への移籍が決定。浦和での最終戦で最高の輝きを見せた。0−1の前半35分にMF相馬の左クロスを合わせると、後半25分にはFW永井の左FKを再び頭で合わせる勝ち越し弾。興奮のあまりユニホームを脱いで警告を受けるおまけ付きだ。決勝点とはならなかったが、浦和に世界3位の座を呼び込んだのは、間違いなくこの男の力。10日の準々決勝・セパハン戦(豊田ス)と合わせ今大会3得点、大会得点王に躍り出た。

 「退団は悔しい。ボクを切ったチームを、ボクが救ったということ」。意地のゴールだった。今季就任したオジェック監督と意見の不一致が続き、造反劇を連発。同監督の続投もあり、退団の道を余儀なくされた。

 どちらにも言い分はある。だが、最後はチームのために全力を尽くした。東京Vから一緒に移籍した相馬は「ワシのためにいいクロスを上げる」と宣言し、実現した。試合後、ワシントンとオジェック監督はがっちり抱擁。指揮官は「彼こそが試合の基盤を作った。質の高い技を見せた」と会見で語り、ロッカーでも本人をほめたたえた。

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王冠を被ってご機嫌のワシントン(撮影・斎藤浩一)

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