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個人、組織ともに大きな差 完敗の浦和
このニュースのトピックス:浦和レッズ
鈴木がつぶやいた。「これが世界のサッカーかという感じ」。日本のクラブが初めて経験したトップクラブとの真剣勝負。浦和は世界との差を突きつけられた。「もうちょっと勢いでできるかと思ったけど…」と相馬は肩を落とした。
イタリア代表MFガットゥーゾが「組織的だった」と評したコンパクトな守備で、ミランをてこずらせはした。だが攻めで崩すまでにはいたらない。「守備に追われて、攻撃にいく体力が残っていなかった」。長谷部は体力と運動量の違いに呆然(ぼうぜん)とした。
時間の経過とともに、じっくりとボールを回して好機をうかがう。試合を支配したあとの冷静な運びには、厳しいイタリアのリーグで長年しこまれたしたたかさがある。
浦和は日本やアジアでは組織力というより個人の打開力で結果を出してきた面がある。だが、くしくもこの試合で露呈した一番の差は「個人能力の差」(都築)だった。しかし、鈴木はこう考える。「本当に世界と戦うために自分たちがやらないといけないことは組織力を高めることだ。個人の力は追い付かない」
日本代表が初出場した10年前のフランスW杯は3戦全敗を喫して一歩を踏み出した。クラブチームの挑戦も始まったばかり。進むべき道筋を見い出したことだろう。(森本利優)
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