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貧乏クラブの意地 愛媛、浦和を食う サッカー天皇杯
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主力メンバーを温存した浦和に見下された。アジア王者に胸を借りた、目下J2で10位の愛媛は、その鼻を見事にへし折った。
前半、守りに守って無失点。愛媛の自信になるとともに、浦和の焦りを引き出した。そうなれば狙いはカウンター。後半20分、田中がボレーをけりこむと、37分にも田中がクロスに合わせて左足でゴールを揺さぶる。「スペースをうまく使えた」。浦和の裏をかいての攻めがズバリと決まった。
昨年、JFLから昇格した。初年度は9位、今季は6連敗中で13チームの下位に低迷。練習ではホームである松山市内にある競技場を転々としている。いわば渡り鳥。Jリーグ入りのときには年間1億5000万円の予算が脆弱(ぜいじゃく)と指摘されたこともあった。
弱小ではあっても意地はある。浦和からレンタル移籍でプレーする近藤はこう言って胸を張った。「サッカーをすることに変わりはない」
5回戦は横浜Cと対戦する。「いいサッカーをする。そして勝つ」。田中の言葉が力強い。(中村翔樹)
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